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テニス肘

テニス片手バックハンドにおける痛みと治療・ストレッチ方法について

こんにちは!
麻布十番の「和美躰」青木です。

今回は悩みの多いテニスエルボーについて書いていきたいと思います。

【来院者について】

30代 男性 経営者
テニスは高校生の頃から始め、そのときからずっと片手バックハンド。

今まで何度か痛みが出たことはあったが、いつも休んで痛みがなくなると再開して、という流れ。

きちんとした治療は受けたことがなく、経験した人や本、ネットの情報を元に対応していた。

最近痛くなる頻度が高いのでいい加減きちんと診てもらったほうがいいと思い、紹介で来院。

【テニスエルボーの主な原因とは!?】

・テニスエルボーはテニスのしすぎによる疲労からくるもの
・正しいフォームで行えていない場合に起こるもの
・力負けして肘への負担が大きくなりくるもの

などがあがられます。

【痛みの原因をつきとめる!】

施術をするにあたり、検査がとても大切です!

まずはどの程度の動き、不可で痛みが出るのか確認。
また、指の筋肉が肘についているため、どの指についている筋肉が1番炎症を起こしているのかを確認。

その後に左右の筋肉の張り方の差や肩周りの可動域差、肩甲骨の動きの差などをチェック。

すると、オーバーユーズからか、右の肩甲骨、肩周りの可動域にかなりの左右差がありました。

こういった左右差や動きの悪さを確認できると、何が原因なのか、どこを施術すれば効果的なのかがわかります!

腕の張り方に左右差があるのは当たり前なので(右腕しか使っていない為)、そこをほぐすのはもちろんですが、まずは肩周り、肩甲骨の可動域を整える施術をしました。

可動域が狭いと正しい身体の使い方ができなくなるため、他のところへ負荷がかかり、ケガの原因となるからです。

ローテーターカフと言われている肩のインナーマッスルのストレッチをしっかりとし左右差が整ってきたところで腕の筋肉をほぐしていきました。

腕は右腕がパンパンに張っていて、左腕と比べるとやや内側に捻られていたので、そこも解剖学的に正しい位置に戻るよう整えました。

【効果的なストレッチについて!】

手首や指のストレッチもしっかりと入れて凝り固まっていた手のひらの筋肉もほぐしました。

グリップをずっと右手だけで握っているので左手を使う両手バックハンドを打つ人よりもずっと右の筋肉が使われている為です。

特に痛みの出ている肘のストレッチはしっかりと。

外側テニス肘ストレッチ
外側の肘のストレッチ

このように腕を伸ばして手首を曲げて肘の筋肉を伸ばしていきます。

まずは痛みの出ている肘の外側の筋肉。

続いて、肘の内側の筋肉のストレッチ。

内側テニス肘ストレッチ
内側の肘のストレッチ

これらは単に肘のストレッチではなく、腕全体、手首、手のストレッチになるのでとても大切です。

また、右しか使わないため、右の背中の張りもかなりありました。
テニスは体幹もしっかりと使わないときちんと打てない為、腕だけでなく上半身の張りも出てきます。

【施術後について】

テニスエルボーは1度の施術で良くなるものではないので、何度か施術をし、その間はしっかりと休む必要があります。

また、痛みがなくなったら今度はいきなりテニスをするのではなく、負荷に耐えられるようトレーニングをする必要があります。

特に何度も繰り返している場合は復帰までのトレーニングがとても大切です。

痛みがぶり返してこないよう、テニスを楽しみたいだけ楽しめるよう、しっかりとリハビリ、トレーニングまで診ていきたいと思います。



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