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「運動不足」と「疲れやすさ」の関係とは?

「最近疲れやすくなった気がする」

「しっかり寝ているのに疲れが抜けない」

「休日は一日中寝ているのにスッキリしない」

このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。

疲れやすさの原因には、睡眠不足やストレス、栄養バランスの乱れ、病気などさまざまな要因があります。しかし、整体や鍼灸の現場で多くの方の身体をみていると、見落とされがちな原因のひとつに「運動不足」があります。

「疲れているから運動できない」

そう考える方は多いですが、実はその疲れやすさの背景に運動不足が隠れていることも少なくありません。

今回は、運動不足と疲れやすさの関係について解説します。

運動していないのに疲れるのはなぜ?

運動をしていないのだから、体力を消耗していないはず。

そう思う方もいるかもしれません。

しかし私たちの身体は、本来「動くこと」を前提に作られています。

現代ではデスクワークやスマートフォンの普及により、一日の大半を座って過ごす人も珍しくありません。

朝起きる

電車や車で移動

デスクワーク

帰宅して食事

ソファでスマホ

就寝

このような生活を繰り返していると、身体を動かす機会は極端に減ってしまいます。

すると筋肉を使う量が減少し、血液循環や代謝機能にも影響が出てきます。

結果として、

・身体が重だるい
・疲れが抜けにくい
・集中力が続かない
・やる気が出ない

といった状態につながることがあります。

血流低下が疲労感を生み出す

運動不足による影響としてまず挙げられるのが血流の低下です。

血液には全身へ酸素や栄養を届ける重要な役割があります。

また、身体の中で発生した老廃物を回収する働きも担っています。

しかし長時間同じ姿勢が続くと筋肉の活動量が減り、血液循環が滞りやすくなります。

すると筋肉や脳に十分な酸素や栄養が届きにくくなり、疲労感や集中力の低下を感じやすくなります。

「夕方になると頭がぼーっとする」

「肩や首が重い」

「身体がだるい」

こうした症状も血流低下が関係している場合があります。

ふくらはぎは「第二の心臓」

運動不足と血流を語る上で欠かせないのが、ふくらはぎの存在です。

ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれています。

心臓は全身へ血液を送り出していますが、足まで下りた血液を再び心臓へ戻すためには大きな力が必要です。

そこで活躍するのがふくらはぎの筋肉です。

歩いたり動いたりすると、ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返します。

その働きによって静脈が圧迫され、血液が上へ押し戻されます。

まるでポンプのような役割を果たしているため、「第二の心臓」と呼ばれているのです。

しかし運動不足で歩く機会が減ると、このポンプ機能も十分に働かなくなります。

その結果、

・足のむくみ
・冷え
・だるさ
・疲労感

などにつながることがあります。

デスクワーク中心の方が夕方になると足が重く感じるのは、この影響も大きいのです。

体力低下がさらに疲れやすさを招く

運動不足が続くと筋力や持久力も低下していきます。

すると本来であれば負担にならない動作でも疲れを感じやすくなります。

例えば、

・階段を上る
・少し長く歩く
・荷物を持つ
・家事をする

こうした日常動作ですら負荷になってしまいます。

つまり運動不足によって体力が落ちると、日常生活そのものが疲労の原因になるのです。

その結果、

疲れる

動かなくなる

体力が落ちる

さらに疲れやすくなる

という悪循環が生まれてしまいます。

適度な運動は自律神経にも良い影響を与える

疲れやすさには自律神経も深く関わっています。

自律神経には、

・活動モードの交感神経
・休息モードの副交感神経

があります。

ストレスや運動不足が続くと、このバランスが乱れやすくなります。

自律神経が乱れると、

・寝つきが悪い
・眠りが浅い
・疲労が回復しない
・身体が重い

といった症状につながることがあります。

適度な運動は自律神経の働きを整え、睡眠の質を高める効果も期待できます。

運動習慣のある人が比較的疲れにくいのは、体力だけでなく自律神経の面も関係しているのです。

何から始めれば良い?

「運動が大切なのはわかったけど何をすればいいかわからない」

そんな方もいるでしょう。

最初からハードな運動をする必要はありません。

むしろ急に頑張りすぎると続かなくなってしまいます。

おすすめは、

・10〜20分のウォーキング
・軽いストレッチ
・ラジオ体操
・階段を使う
・一駅分歩く

といった簡単なものです。

特にデスクワークの方は、1時間に1回立ち上がるだけでも身体への負担軽減につながります。

大切なのは運動量よりも継続です。

毎日少しずつ身体を動かす習慣を作ることが、疲れにくい身体への第一歩になります。

整体や鍼灸でできること

疲れやすさの原因は単純な体力不足だけではありません。

実際に来院される方の身体をみていると、

・首や肩の筋肉が常に緊張している
・背中や腰が固まっている
・胸郭の動きが悪く呼吸が浅い
・長時間の座位によって股関節や下肢の動きが低下している

といった状態がみられることがあります。

このような状態では血流やリンパの流れが滞りやすくなり、身体が疲れやすくなるだけでなく、疲労からの回復も遅くなってしまいます。

整体では、関節や筋肉の動きを改善しながら身体全体のバランスを整えていきます。

例えばデスクワークが続く方の場合、背中が丸まり胸郭の動きが制限されていることがあります。胸郭が硬くなると呼吸が浅くなり、十分な酸素を取り込みにくくなるため、疲労感や集中力の低下につながることもあります。

整体によって身体の動きや姿勢を整えることで、呼吸がしやすくなり、日常生活でも疲れにくい身体づくりを目指します。

一方、鍼灸は筋肉の緊張を和らげるだけでなく、自律神経へのアプローチが期待できる施術です。

疲れやすさを感じている方の中には、

「寝ても疲れが取れない」
「朝から身体が重い」
「常にだるさを感じる」
「ストレスが多くリラックスできない」

というお悩みを抱えている方も少なくありません。

こうしたケースでは、自律神経のバランスの乱れが関係していることがあります。

鍼灸では身体の状態に合わせてツボや筋肉へ刺激を加え、過度に緊張した身体をリラックスしやすい状態へ導いていきます。

施術後に

「呼吸がしやすくなった」
「身体が軽く感じる」
「よく眠れた」

というお声をいただくことも少なくありません。

もちろん、整体や鍼灸を受けるだけで疲れやすさがすべて解決するわけではありません。

大切なのは、施術によって整えた身体を日常生活の中で維持していくことです。

適度な運動やストレッチ、十分な睡眠と組み合わせることで、疲れにくく回復しやすい身体づくりにつながります。

当院では施術だけでなく、お一人おひとりの生活習慣や身体の状態に合わせたセルフケアや運動方法もお伝えしています。疲れやすさでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

疲れやすさの原因はさまざまですが、運動不足が関係しているケースは少なくありません。

身体を動かさないことで血流が低下し、筋力や体力も落ち、自律神経のバランスも乱れやすくなります。

その結果、「疲れやすい身体」が作られてしまうのです。

疲れているからこそ、無理のない範囲で身体を動かしてみる。

その小さな積み重ねが、疲れにくく元気な身体づくりにつながります。

まずは今日、5分のストレッチや10分の散歩から始めてみてはいかがでしょうか。

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