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テニスサーブによる肩甲骨の痛みを軽減する施術とトレーニング方法

こんにちは!
麻布十番の「和美躰」青木です。

今回はテニスのサーブを打つ時に肩に痛みが出る、という方への施術について書いていきたいと思います。

僕も高校のときに同じような症状に悩まされ、色々と試行錯誤しました。
このときはまだきちんとした対処法などがわからずだましだましテニスを続けていました。

やはり良くなるわけもなく、痛みは悪化していったので同じような症状を持っている方は是非1度しっかりと診てもらってください。

【来院者について】

20代 男性 学生
部活で毎日テニスをしていて、サーブを打つ時に肩に違和感を感じるようになった。
最初は痛みはでなかったものの、しばらく様子をみながら続けていたら痛みが出るようになってきた。

部活仲間に相談したところ、痛みがあるなら早く診てもらった方が良いとアドバイスを受けて紹介で来院。

【症状について】

サーブを打つ時に、インパクトからフォロースルーにかけてのタイミングで痛みがでる。

ゆっくり打つと痛まないが、少し力を入れて打つと痛む。
ボールを投げる時も同じで、軽く投げる分には痛みは出ない。
強く投げようとすると痛みがでる。

【施術について】

まず、痛みが出るのがどの筋肉なのかを判別するために検査をしました。

いくつかの検査をし、肩のインナーマッスルの1つである、棘上筋という筋肉に痛みが出ているということがわかりました。

棘上筋
参考: https://blog.goo.ne.jp/takahisa0705/e/d5c63fd9fd27fedebe0cdf343c63fd54

インナーマッスルは肩をきちんとはめ込んでくれている筋肉で、ここが弱いと肩の固定が弱くなってしまい、激しく肩を動かすと痛みが出るようになったりします。

その後にきちんと肩甲骨が正常な動きをしているのかを確認しました。
肩甲骨には肩甲上腕リズムといって腕を上げると、どれくらいの割合で肩甲骨も動くかというのがあります。

それを確認するためには肩甲骨周りの筋肉を疲れさせる必要があるのでダンベルをもって両腕を同時に疲れるまで上げてもらいました。

すると、右の前鋸筋という筋肉が弱っていることがわかりました。
これはたぶんオーバーユースによって弱ってしまったものだと考えられます。

前鋸筋
参考: https://tasukumanagement.com/serratus-anterior-1859.html

肩甲骨周りの原因がわかったので、それらの筋肉に対してしっかりとアプローチをして、痛みをとっていきました。

しかし、今回のケースは痛みがとれても、棘上筋、前鋸筋それぞれを鍛えないと治りません。

よって痛みをとる施術はするものの、半分は肩甲骨周りのトレーニングを含め、正しく身体を使えるようにするためのトレーニングを行いました。

地味なトレーニングではあるものの、しっかりと取り組まなければすぐに再発し、最悪もっと悪くなることが考えられます。

【施術後について】

学生で毎日練習があるので痛みのでるサーブ以外の練習は行っても良いということを伝え、まずは1週間リハビリをし、その後少しサーブを打ってもらい状態を確認。

ここで多少違和感があっても痛みなく打てるから大丈夫、と思わず、何か少しでも違和感や痛みがあれば中止するように伝えました。

まだまだ先の長い学生なので時には厳しく制限することも大切だと思います。
ここで僕らが甘い判断をしてしまうと彼らの将来に影響を与えてしまうので完治するまでしっかりと診ていきたいと思います。

麻布十番の整体・美容鍼なら「和美躰」

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